今こそゾンビランドサガについて語ろう
2025年10月24日から全国で上映されている
『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』
佐賀に繁栄をもたらすはずが佐賀県に根付く呪いにより
時代を超えて伝説の少女たちがゾンビとして復活し
佐賀のご当地アイドルとして奮闘する
新感覚ゾンビアイドル系アニメ『ゾンビランドサガ』。
ゾンビならではのトンデモ展開、まさかの大感動
そしてアイドルを超越した音楽にたちまち話題が沸騰。
TVアニメ2シリーズが制作された。
本編当初こそあまりの尖り過ぎたジャンルに出オチ系アニメと思われたが
人生で憂いがあるメンバーたちがゾンビィとなって再起を果たす
俺達好みのワンスアゲイン物アニメである!

1号 源さくら
本作の主人公。
アイドルにあこがれる女子高生だったが
オーディションの応募書類を手に家から出たところを
軽トラックに撥ねられて死亡。
彼女がゾンビとして目覚目たところから本作のストーリーが始まる。
イメージモデルは橋本環奈。
どんくさそうな雰囲気だが生前から努力家で
文武両道でスポーツ勉強共に県内トップ
演技にも才能があり、人格はいわずもがな
努力して成功をつかむアニメとしては珍しく
何でもできるタイプの主人公だが…
運だけは本当に持っていない

運動会・学芸会・進学試験など
あらゆるここ一番で理不尽なアクシデントに見舞われ
敗北する事はおろか挑戦することすらできなかった
ゾンビィ化してからは死亡時に頭部に大きな傷がついたため
他のメンバーが1話で意識が戻ってからは記憶を持っていたのとは異なり
生前の記憶が戻るのが10話とかなり遅れており
10話までは本来の気質である前向きで優しい少女であったが
生前の記憶が復活してからはまるで別人のように
持ってないことを嘆くダウナー女子になってしまう
1期ラストで巽の叱咤激励と生前・死後の記憶が統合され
どれだけ理不尽に見舞われようと立ち上がる
真のアイドルとしてフランシュシュを引っ張る存在となる
ひたむきさを見せた2話のラップ、3話のゲリラライブ
12話のライブ曲ヨミガエレなどグループのピンチで真価を発揮する。
※彼女が運を持っていないのはおそらく佐賀の呪いが原因と思われる
2号 伝説の特攻隊長 二階堂サキ
生前は中学時代から毎日喧嘩に明け暮れ
高校生になってからは九州制覇を成し遂げた
レディース暴走族「怒羅美(ドラミ)」をまとめる伝説の特攻隊長。
敵対チームとのチキンレースでアクセル全開で崖に突っ込みバイクと共に爆発して死亡。
メンバーで自ら死に突っ込んでいるのは彼女だけ
バイクの運転と喧嘩が得意なステレオタイプのドヤンキーという
唯一グループの中で芸能界とは関係のない分野の人物で
本編初期ではメンバーに因縁をつけまくり、トラブルメーカーであったが
2話でさくらとのラップバトルで彼女を認め
リーダーに立候補してからはチームのまとめ役として活躍する。
アイドルとしてのパフォーマンスは当初素人であったが
地元である佐賀への愛は誰よりも持っており
佐賀ローカルの仕事は人一倍熱心に取り組み
がむしゃらに頑張る姿が評価されている。

シーズン2の2話以降、ラジオ局「FM佐賀」の深夜番組
『フランシュシュの佐賀が佐賀であるために』のパーソナリティとなり
地元佐賀のラジオリスナーから支持を得ている。
シーズン1・9話、シーズン2・2話が彼女メインでストーリーが展開される。
没年が97年で、趣味はゲーセン通いとたまごっちと以外にもゲーム好き
3号 伝説の平成のアイドル 水野愛
生前は人気アイドルグループ「アイアンフリル」のセンターで
佐賀の鳥栖スタジアムで行われた野外ライブの最中に
雷の直撃を受け全身火傷で死亡するという
衝撃的な死を遂げた伝説の平成のアイドル
2000年代に一世を風靡したアイドルグループという事や
本編でのチェキ会の騒動からわかる通り
最も現代的なアイドル像をモチーフとした人物で
モデルはおそらくAKB48の前田敦子と思われる。
フランシュシュで最もダンスが上手く
アイドルとしての経験も豊富でパフォーマンスにも高く
ライブの振り付けや演出ではメンバー全員から頼りにされている。
さらにソロ活動でも問題なくパフォーマンス発揮することが出来ており
昭和時代のトップアイドルである紺野純子も
「彼女は私の時代でも一人でトップアイドルになれる」と評するほど
堂々とした立ち振る舞いとプロ意識から
天才肌の完璧超人に思われがちだが
特に秀でた才能は持っていなかったと評されており
熱心にアイドル文化を研究し、常日ごろから鍛錬を積むストイックさなど
どちらかといえば努力型の秀才タイプである。

私は失敗したり後悔したりすることを
全然ダメだと思わない
そういうの全部踏み越えた先に
誰にも負けない私がいるって思うから!
実はフランシュシュのメンバーとしてだけでなく
生前のアイドル活動が間接的にフランシュシュに大きな影響を与えている。
アイアンフリルとして活動していた際の密着ドキュメンタリー番組を
実は同世代の源さくらがたまたま視聴し、ひたむきな水野愛に感銘し
アイドルを目指すことになる。
また、巽が教室でさくらが落としたアイアンフリルのCDアルバムを拾った際に
お礼を言う笑顔が巽の記憶には強烈に残っている描写があり
アイアンフリルのセンターとして活動した水野愛が存在しなければ
巽のさくらへの印象は異なっていた可能性もある事を考えると
かなり重要な人物である。
シーズン1は6~7話とシーズン2は3~4話
どちらも紺野純子と共にメインでストーリーが展開する
4号 伝説の昭和のアイドル 紺野純子
1980年代、アイドルブームの火付け役となった伝説の昭和のアイドル
九州ツアーで飛行機で佐賀に向かっている途中で墜落事故で死亡した。
芸能生活が長く、歌謡曲全盛の昭和で活躍していたため歌唱力はメンバー随一で
歌声は日常会話とは異なり、力強く低いパワフルボイスが印象に残る
紺野純子初のヒット曲「50と4つの忘れ物」は
彼女の死後、10年以上先の時代を生きたさくらですら
CMで聞いたことがあるほどの根強い人気の楽曲とされている

本編ではギターを演奏する事もあるが趣味はピアノ。
一方でソロ活動が基本だったため
グループアイドルとして集団行動や、ダンスはそれほど得意ではない
と、されているがサガロックの際は一晩で歌と振り付けを完璧にマスターしていたり
アイアンフリルの前座の際は機転を利かせて
激昂サバイブの演出を編み出したりと
同じ芸能界で生きてきたアイドルであり
努力型の水野愛とは対照的に天才型のように描かれている
敬語で話す礼儀正しさと引っ込み思案の性格
ネガティブ思考で内向的な反面
テレビに憧れアイドルになった事から
芸能界に限らず、テレビに映る番組に
強い理想とも言えるこだわりがあり
特にアイドルとしての振る舞いでは
愛と意見が合わず衝突するほど頑固な面がある
しかし、この頑固さは言い換えれば芯の強さであり
ここ一番でフランシュシュの道を示す起爆剤となる事が多い
5号 伝説の花魁 ゆうぎり
幕末から明治にかけて活躍し
明治維新の裏に彼女在りと称される伝説の花魁
彼女のあまりの魅力で指名料がどんどん高騰し
遂には誰も氏名出来ないほどの高額になってしまったほど
メンバー中最も古い時代に生きた女性だが
現代とのジェネレーションギャップに動じることなく順応しており
落ち着いた物腰で礼儀正しくおしとやかなである反面
生前のハードな人生から時折驚くほどシビアな発言が出る事もある
フランシュシュ内ではたえを抜けば最年長という事もあり
グループの動向や反響に対する客観的な意見を言う立場になる事が多い
また凹んでいるメンバーや巽のビンタで活を入れる事に定評がある。

アイドルとしてのダンス、歌だけでなく
料理、剣術にも長けており何でもそつなくこなす
アニメ本編ではなんとシーズン1では彼女の過去に触れられることは全くなく
シーズン2で2話丸ごと使い過去編が描かれている。
彼女がメインである楽曲「佐賀事変」は人気曲で
MV版はゾンビランドサガのyoutube公式チャンネルでOPを覗けば
2025年現在、最も再生された楽曲となる。
6号 伝説の天才子役 星川リリィ
生前はテレビ全チャンネルのゴールデン番組で主演を経験した伝説の天才子役。
普段は年相応の明るく元気な性格だが
芸能界で生き抜いてきたためか
苦手なものをや理解できないものを見ると腹黒い言い回しをする事がある
主に対象は巽やサキ
子役時代の経験から幅広い知識を持っており、見た目とは裏腹に重機が好き

最年少ではあるものの場数をかなり踏んでおり
作曲、作詞の才能も持ち合わせており
シーズン1、8話ではTo my Dearestは彼女が描き下ろしたという事になっており
シーズン2、5話では大空ライトとオーディション番組で選曲が偶然にも重なり
打開策として即興でスキャットソングを作曲し、振付までこなす
アイドルとしてだけではなく、マルチな才能の持ち主。
0号 伝説の山田たえ
ゾンビィとしての番号は0(ゼロ)。
享年は29歳だが見た目は他メンバーより多少年上くらいの容姿。
フランシュシュの中で唯一、生前の意識に目覚めず
当初は本能のままに振舞う獣のように噛み付く存在だったが
シーズン2では幼児並みの知性を持ち合わせているように見える
また、シーズン1では純子によく噛み付いていたが
シーズン2ではさくらによく噛み付くようになっている

普段の行動が端から見れば奇行そのものだが
歌は当然の事、ダンスもぎこちなかったが
何故かドラムだけは尋常ではないテクニックを持っている。
また、彼女のくしゃみが「フランシュシュ」であることが
現在のグループ名の由来であったり
競艇で借金返済額を手に入れたりと図らずもフランシュシュを救うこともしばしば
彼女の生前の活動は
スピンオフ作品「ザ・ファースト・ゾンビィ」で描かれており
佐賀の呪いから人々を護る佐賀サガコバスターズのメンバーで
究極のOLと呼ばれている。
劇場版で彼女が生前の自我を取り戻すことが
大きな要素として描かれる
プロデューサー巽幸太郎
フランシュシュを率いるプロデューサー
さくらと同級生のような描写が本編では散見するが詳細は不明
本編のスタッフロールでは何故かキャストの一番上に記載されている事から
真の主人公は彼なのかもしれない…
ゾンビィ達の前では終始ノリと勢いでウザ絡みしており
狂気のようなハイテンションで煙に巻いているが
- 彼しかできないゾンビィを人に見せるメイク
- 佐賀企業への売り込みなどの営業
- 作詞作曲振付
- グッズ企画、イベント進行、財務管理
本編では時折ぶっ倒れたりしているが
むしろ生きてる方が不思議なくらいの過密スケジュールである
あらゆる業務で行って成果を出しているが
ただ、イラストやwebデザイン的なセンスは皆無なのが欠点


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