【圧倒的グルーヴ感】シネマミュージック特集2023

特集

推しのBGM達!!

映画において音楽は、シーンを盛り上げる重要な要素である
本編の為に作成された楽曲もあれば
過去のヒット曲を劇中の演出に合わせ適用する場合もあり
楽曲の出自は多岐にわたる
今回は2023年推しの楽曲10選を紹介します!

Voodoo Mama 『バビロン』

ゴージャス&インモラルの映画『バビロン』
酒池肉林のパーティー会場を一層盛り上げる楽曲
楽器の編成にエレクトリックな楽器は一切使われていないが
古さを全く感じないジャスティン・ハーウィッツの作曲センスは流石の一言

バビロンのレビューはこちら↓

Naatu Naatu 『RRR』

インドからやってきたスゲー映画『RRR』からは
領事館で伝統ダンス ナートゥ―を披露する際に使われてた楽曲

『ナートゥーはご存じか?』
このセリフはあまりにも有名。
ダンスシーンをインドの伝統として見せる事で
他国の観客にも受け入れやすい流れを作っているのが秀逸

  • 主演二人の圧倒的パフォーマンス
  • ストーリーと絡めたダンスバトル
  • なんだかんだで付き合う英国紳士

どれをとっても一級品の楽曲
公式で4K画質のダンスシーンを配信してくれているのもありがたい

RRRのレビューはこちら↓

I’m Just Ken 『バービー』

本編でバービーランドのケン達が内輪揉めを起こした際
金髪のケン演じるライアン・ゴズリング自身が歌った曲
『俺はケン、見た目はかっこいいけどまるで駄目』
自虐的な歌詞だが、80年代エアロビブームを思い出す絶妙的なダサさと
ダンスバトルを経て
謎の一体感持ち出すケン達が最高に面白い名曲
公式MVの楽しそうな雰囲気もとてもポイントが高い

 Blood Code 『ジョン・ウィック コンセクエンス』

Le Castle Vaniaがジョン・ウィック コンセクエンスに提供した楽曲
シリーズ1作目から楽曲を提供していた彼らの曲を
過去作のセルフパロディ感あるクラブシーンで起用する演出は
スタエルスキ監督からすれば
観客が何を欲しているかお見通しと言ったところなのだろう

ジョン・ウィック:コンセクエンスのレビューはこちら↓

No Sleep Till Brooklyn 『GOG Vol.3』

劇中で使用されるBGMに注目が集まると言えば
みんな大好きジェームズ・ガンが一躍有名監督になった
MCUのガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
シリーズの新作が出るたびに
予告編で、本編で使われる曲が公開されるたびに
ヘビーローテーションされるその影響力の高さは映画界随一だ
今回紹介する曲は、ガーディアンズ達がクライマックスで
一同が総力を決して敵を蹴散らす長回しのシーンで使われた曲

Life Goes On 『春に散る』

日系アメリカ人のシンガーソングライターAIが歌うのは
ボクシングで挫折した二人の男を描いた日本のボクシング映画『春に散る』
横浜流星の鍛え上げられた肉体と佐藤浩市の名演
脇を固める片岡鶴太郎と哀川翔の存在感も素晴らしかった密かな名作
命を賭けて闘うのは何のためか?
作中とリンクした歌詞は秀逸

Boogie Shoes 『KNOCK 終末の来訪者』

kc and the sunshine bandの名曲
Boogie Shoes

この曲を起用したのは『KNOCK 終末の来訪者』
2024年時点でMナイトシャマラン監督の最新作で
その楽し気なメロディーと歌詞とは裏腹に
とても重苦しい内容だ…
この曲が数少ない清涼剤とも言えるが
最後にこの曲が流れるとき、あなたは何を思うだろうか?

Monster 『イコライザーFINAL』

ナーメテーター映画最強のシリーズ 『イコライザー』
3作目となるFINALのエンディングとして起用されたのは
Jacob Banks featuring Avelinoの『Monster』
本作のモンスターとは勿論マッコールさんの事だが
誰が何と言おうとマッコールさんは最高の男である

イコライザーFINALのレビューはこちら↓

The Watcher 『CREED3』

クリード3の導入で起用されたDr. Dreの『The Watcher』
ギャングの世界で様々な人間の末路を傍らで見続けてきた男の独白のような曲
少年期、デイムのサイドキックとして過ごしたアドニスと
彼らの今後を暗喩する選曲センスは素晴らしかった…のだが…

CREED3のレビューはこちら↓

Nazis’ Theme 『SISU 不死身の男』

劇中でナチ部隊が登場する際に使われたBGM
ボロボロの風貌と、濁りきった眼つき
慰み者としている女性を引き連れ登場する様は
北斗の拳のモヒカンたちを想起させる如何にもな悪役だ
ここまでわかりやすい悪役登場BGMは令和では珍しく
ある種、貴重な楽曲と言えるだろう

SISU 不死身の男のレビューはこちら↓

青い魚 『PERFECTDAYS』

『PERFECTDAYS』の主人公・平山は
仕事で車を使う際、カセットテープでお気に入りの曲達を聴くが
とりわけ異彩を放つのが
日本人アーティスト金延幸子の『青い魚』だ
主に60年~70年代の洋楽を好んで聴くが
この曲は唯一、日本人アーティストの日本語歌詞だ
平山がこの楽曲を流す気分、手に入れた経緯など
色んな考察が捗る一曲

PERFECTDAYSのレビューはこちら↓

 Eye For An Eye 『ジョン・ウィック コンセクエンス』

ラストを飾るのはジョンウィック・コンセクエンス本編にて
シマヅの娘・アキラを演じたリナ・サワヤマが歌う『Eye For An Eye』
劇中である人物がその行動に至った理由と
彼女の今後を暗喩する歌詞は
ひとまずの完結を迎えたシリーズの派生作品、続編を想わずにはいられない

コメント