公開日 2014年10月25日
上映時間 132分
監督 アントワン・フークア
脚本 リチャード・ウェンク
キャスト デンゼル・ワシントン マートン・ソーサカス クロエ・グレース・モレッツ
元CIAエージェントのマッコールは警察では解決できない不正を
映画.comより一部引用
この世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。
いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。
ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い
彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。
debuwo評価 88点
おすすめ度 ★★★★☆(星4)
デンゼルxハードボイルドアクション
アカデミー賞を二回も受賞した
実力派俳優デンゼル・ワシントン
普段はホームセンター店員で
許せない悪が現れた時、元CIAとしての能力を発揮して
人知れず成敗する
アクション映画好きな男性が好みそうな
アクション以外おざなりになりがちなジャンルだが
彼が主演する事により
ひと味違う雰囲気とドラマを感じさせるシリーズ一作目
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イコライザーの由来
実は本作には前身となる作品が存在し
1982年~85年まで放映されたドラマ
邦題『ザ・シークレット・ハンター』という海外ドラマが存在する。
白人男性が主人公で、息子とバディを組んでいる等
デンゼル版イコライザーとは設定がかなり異なる。
それとは別に本作公開以降、2022年にまたまたリブートし
今度は女性を主人公にした海外ドラマも存在する。
![](https://www.eiga-hihyou.com/wp-content/uploads/2023/01/新旧イコライザー-1024x705.jpg)
必要な日常パート
この手のアクション映画は
ストーリーの重厚さよりもテンポ感が求められる傾向があり
上映30分~45分後には日常パートは終わり
中盤に差し掛かるころには目まぐるしいアクションの応酬になっている
リーアム・ニーソンの96時間に至っては
上映20分後には娘が拉致されてリーアムが暴れ出す
96時間は特に早いが、基本的には日常パートはさっさと終わるものとされている。
しかし、イコライザーの日常パートは
長い
良い意味で長い
マッコールさんの日常は序盤だけでなく
中盤まで描かれており本編120分中、60分まで日常パートが続く
上映開始から50分経っても
職場の同僚と草野球をやっているのは
アクション映画広しといえども、マッコールさんくらいだろう
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並のアクションスターなら茶番劇となり
顰蹙を買う長さの日常パートだが
本作では必要な要素なのだ
勿論日常に潜む悪との遭遇と
悪を成敗するまでの溜めと言うのも重要な要素だが
本作が長い尺を取って見せたかったのは
品行方正で、職場の同僚にも親身に接する良き人でありながら
実は平和な暮らしでは充実できないマッコールさんだろう
人前では朗らかな聖人君子だが
一人でいるときの顔は、明らかに沈んだ表情で
実は不眠症気味で、夜中に読書のためにダイナーに行くなど
能力の高さとは裏腹に少々不安定な一面も持ち合わせている
そんな彼と、彼によって充実した日常を取り戻していく人々を描くには
2、30分では短いというものだ
![](https://www.eiga-hihyou.com/wp-content/uploads/2023/02/88b716cb7dc37e646314f8e7597a1096-1024x670.jpg)
アクションパートはとにかく早い
日常パートがゆったりしているのに対して
アクションパートはとにかく素早いマッコールさん
- ヒロインを囲う売春組織が暴行を働く→壊滅
- 元締めが密輸で悪さをしている→タンカー爆破
- 幹部が外部の殺し屋を雇いレストランで会合→トイレから帰ってこなくなる
ターゲットが発覚すればすぐさま行動
その早すぎる問題解決のスピードが
ナーメテーター最強クラスと言われる所以でもある
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最強ホームセンター店員
ホームセンター店員という立場もあって
基本的に武器はホームセンターで手に入る日用品ばかりだが
バラエティー富んだその使用法は見ていてとても楽しい
特に終盤はホームセンターが処刑場になっているので必見だ!
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敵も魅力的
マッコールさんが強すぎる為に影が薄くなりがちだが
本作の悪役、テディことニコライ・イチェンコ
彼もとても魅力的だ
一見すると、スーツを品よく着こなしている風体だが
シャツを脱ぐと全身がタトゥーだらけの元軍人・ロシアンマフィア
劇中の残忍さも悪の華としてとても見栄えのある悪役。
仕事ぶりも遺体写真から初見で犯人をただの素人ではないと断定し
手掛かりなしの状態からマッコールさんを特定、住所まで突き止めており
決して無能でなく、むしろ有能な部類
ただ、相手が悪かった…
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対比が秀逸なエンディング
最後に推したいのがエンディングだ
夜の世界で出会った二人は
昼の世界で再開し、別れ
テリーは日の当たる場所で人生をやり直し
マッコールさんはイコライザーとして夜の世界に戻る
彼と日常を共にした人々は人生を救われ
彼自身も今後の方針が決まったようで
満足した表情でノートPCを閉じるマッコールさんでEND
実に爽やかラストだ
アクション映画でありながら、ドラマパートも充実し
見応えのある一作です!おススメです!
![](https://www.eiga-hihyou.com/wp-content/uploads/2023/02/448ea2f59205242fd062fb4e8fd6cbe0-0-00-00-00-1024x437.jpg)
ノートPCに表示された件名のODDS AGAINST YOU?はドラマ版からの引用
続編のレビューはこちらから↓
一大ジャンルナーメテーター
なめてた相手が殺人マシーンだった系映画は
多くのアクションスターで作られたジャンル映画だ
イコライザーでその爽快感の虜になったのなら
それ以外の作品も如何でしょうか?
当ブログでは他のナーメテーターも紹介しているので
次のナーメテーター作品を探しているときは
是非参考にしてください!
記事はこちらからどうぞ!↓
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